※2021年6月30日:Rosenkranz代表の貝崎氏からネジの形状の違いでの音の違いが出ない条件になってしまっていると指摘を頂いたので加筆修正しています。
勉強不足で申し訳ございません。皆様の参考になればと思い、本文はそのままで加筆だけしております。
今回は音響核のネジの替えを探していたところ、なべネジとさらネジがセットになったものを見かけたので実験用に入手しました。
左が付属で使用されているなべネジで右がさらネジと呼ばれるもので頭の形状が平たいです。
材質は一般的なステンレスです。
音響核自体がケーブルの分岐部に取り付けて音を調整するという新しいジャンルの製品なのですが、その取り付け時に使用するネジが変わると果たしてどれほど音が変わるのか?
こんなに面白そうなことを独り占めするのは申し訳ないので、他2名の愉快な仲間も含めて検証してみました!
試聴環境は私のいつものセット(iPhone XにRosenkranz RK-Silver/BS、HP-196+Rosen Octagon/Gold)です。
曲はMisery Index/Sleeping Giants
結果はなんとなく予想は出来ていましたが頭が平らなさらネジの方だと余韻があっさりしていました。
他の方も「音が軽い」、「ちょっと音が抜け過ぎてしまう」という感想でした。
その後付属のなべネジを使用して改めて音を確認すると、全員が音楽が流れ始めると一瞬でその違いに気付いていました。
選定された付属のネジだと正確に余韻が出て来るので空間表現力が違いました。
試聴で聴いた曲のSleeping Giantsはドラムソロから入るのですが、シンバルの余韻だけでなくスネアやバスドラムの胴鳴りまでしっかり感じ取れるようになり、録音風景が見えてくるような印象になりました。
※上記印象ですが、受けのプレートの形状からさらネジの場合しっかりプレートを抑えて固定する事が出来ずそちらの影響の方がネジの形状の違いよりも遥かに大きく音に影響が出て来てしまっていました。
なので今回はしっかりとネジで固定出来ている場合とそうでない場合の比較という内容になっております。
Rosenkranzではネジ一つにしてもその製品に相応しい、相性の良いものを選定し使用されています。
それもそのはず、今から20年も前にネジの違いによる音の違いに気付いていたからなのです。
些細な変化も素直に音に出てくる環境であればネジ一つとっても無視できない変化をもたらします。
そういった小さい積み重ねが重要だと気付かされる体験でした。
ネジの選定からこだわって設計された音響核を是非一度お試し下さい!