Rosenkranz RK-Silver/HBお披露目会にてRosenkranzオリジナル線材を使用した新作ケーブルのプロトタイプも用意されておりました。
今回のものはまだまだ試作も試作。
なにしろ素線から組み上げた最初の一本を持ち込んだので、設計者の貝崎氏も私も体験するのはこの日が初めてでした。
全部で4種類用意されておりましたのでそれぞれの内容と所感をお伝えしておきます。
・銅線×透明被膜:銅の色が透けて見える見た目で、音は銅線らしくもややシンバル等の高域楽器の主張が効いた元気なサウンド。
・銅線錫メッキ×透明被膜:錫メッキの鈍く光り輝くいぶし銀のような見た目が特徴。音は錫メッキの効果で全体のまとまり感のあるサウンド。メッキなしとの比較では派手さがない分、自然で聴きやすく味わい深いサウンド。
・銅線錫メッキ×白被膜:白の色目通り余韻がスッキリとしたサウンド。現代的なPOPS,Rockをキレ良く楽しめました。
・銅線錫メッキ×黒被膜:黒い被膜なので低音楽器の余韻がきっちりと再現されており、全体のバランス良く安定したサウンド。
また黒被膜のHP-Black Flex/2の本数を増やしたバージョンもありました。
・HP-Black Flex/4:2よりも情報量が増えつつも6程には濃密ではないバランスの良い中間サウンド。4のバランスが一番気に入ったという方が実際に数名いらっしゃいました。
・HP-Black Flex/6:4よりも更に使用する本数が増えてPenetrated Rectangle/Lにギリギリで収まる位の太さ。音は圧倒的な情報量でHP-Masterpieceのような風合いがありつつもHP-Genuine/Accのような音の立ち上がりの正確性、端正さも持ち合わせた非の打ち所がないサウンド。
上記の感想はあくまでも試作段階のものでかつエージングもほぼほぼされていない状態でした。
それにも関わらず私も含め音を体験した方は皆さん絶賛されていました。
また音が良いだけに留まらず、柔らかいケーブルなので取り回しが良いのもポイントです。
Rosenkranzのケーブルは音は良いけど硬いケーブルの為取り回しが気になっていたという方には朗報です!
まだまだ詳細な価格や発売日がアナウンスされておりませんが、これは大いに期待出来る製品となる事は間違いなしです!
今後のRosenkranzの動向をお楽しみに!