HP-5ToolsシリーズはMusician,High Endシリーズの後に開発されたケーブルになります。
そのコンセプトは
世界中の音楽を最高峰の音で堪能したい
名前の如く万能且つ最高の音を楽しめる
HP-4DecadesからHP-5Tools/23まで正にコンセプト通りのサウンドを体験できます。
また3モデルとも黄色の被膜を使用しているので一目で5Toolsシリーズと分かります。
それでは一つずつ見ていきましょう。
Rosenkranz HP-4decades ¥88,000-(税込)
5Toolsシリーズの入門モデルで元々はRK-Silver/PD専用のケーブルとして開発され
PD発売時には40本をPD購入者にプレゼントというカイザーサウンド40周年を記念した太っ腹な企画もありました。
線材は銅線、配色は黄、茶、黒、白、緑、赤の6色の線を使用しています。
上位のモデルより一つ細いAWG26を使用する事により取り回しもしやすくなっています。
音は軽やかに音が立ち上がり、余韻もまた軽やかに美しく消えて行くのが感じられます。
硬すぎず柔らかすぎずちょうど良い塩梅でシンプルかつ色彩感も味わえる
絶妙なバランス感覚のサウンドです。
RK-Silver/PDとの組み合わせで設計されてはいますが、
他のイヤホンでも組み合わせた相棒のポテンシャルをしっかり引き出してくれる存在です。
Rosenkranz HP-5Tools/25 ¥165,000-(税込)
5Toolsシリーズの中核を担うAWG25のこのモデルは黄、黒、緑、赤、白の計5色を使用しており
白の線は振動対策のみで使用されています。
そのサウンドは音の立ち上がりのタイミングがバッチリで
どんな急激な音の始まりにも正確に捉えてドライバーにその情報を伝えます。
また音の余韻だけでなく抑揚表現もまさにそのまま再現されているかのような印象で
どれをとっても素晴らしいサウンドに仕上がっております。
音響核は個人的にはRosen Octagon/Goldの強みである生音のリアリティと
更にデジタルサウンドも自然に鳴らしてしまう万能感を感じられるのでイチ押しです!
Rosenkranz HP-5Tools/23 ¥275,000-(税込)
最上位のモデルはケーブルの太さが一気にAWG23まで太くなり、取り回しも硬くなります。
その分太さによる音の大小の表現に余裕が生まれ、よりダイナミックな表現力が上がっています。
パワフルなジャズやロック、メタルの勢いもしっかり表現できるのが
個人的にも嬉しいポイントです。
音響核はRosen Octagon/Goldで万能さをより引き出すか
Rosen Octagon/Chromeでより硬派なロックよりにするのか悩ましい所ですが
どちらにせよ後悔するものではないのは間違いないかと!
Rosenkranzのケーブルの中でも正に万能という事で
幅広く音楽を聴かれる方は特におすすめのシリーズとなっております!